ドリームリーグの収録カード一覧と評価

SM環境で語り継がれるであろうルガゾロこと、【ゾロアークGX+ルガルガンGX】を解説!


ルガゾロとは

環境を席巻したデッキ、【ゾロアークGX+ルガルガンGX】について説明していきます。2017年9月に開催されたチャンピオンズリーグ2018 横浜において、上位入賞デッキの半数をこのデッキが占めるという事件が起きました。その直後からゾロアークGXの高騰が始まったことは今でも記憶に新しいです。

今回はそのデッキのキーカードと強みについて説明していきます。

諸悪の根源ゾロアークGX

と、見なす人も少なからずいるこのカード。遊戯王でいう十二獣のような印象を受けた方もいそう。そのカード性能から、どのデッキにも入ってしまう超強力なカードです。知らない人と真剣なバトルをすると、大抵はこのカードが出てくる。そんな環境に嫌気がさしてる人もいるでしょう。

ここまで書いておいて言うのもなんだけど、別に悪いカードではない。圧倒的火力を以て一瞬で試合を決定づけるような性能は持っていない。じゃあなんでこんなに使われてるの?ということで、このカードの強みを整理します。

特性「とりひき」で毎ターンドローが可能

とりひき
自分の番に1回使える。自分の手札を1枚トラッシュする。その後、山札を2枚引く。

「アビスハンド」の『オクタン』、「セットアップ」の『シェイミEX』が強い理由と同じ理由。山札からカードを引けるカードは強い。カードゲーム全般に言えることです。また、このカードはそれに加えて、手札を1枚捨てることができます。これをもったいないと思う人も多少はいるでしょうが、逆。トラッシュに置くことでより使い勝手のよくなるカードも多数カードプールには存在します。

トラッシュにあるエネルギーをポケモンにつける『ソルガレオGX』や『シルヴァディGX』、『アクアパッチ』等を考えれば分かるはず。本来、使ったカードを置く=中盤か終盤にしか再利用できないとされているカードを能動的に捨てることで序盤から展開を早めることができるわけです。

『巨大植物の森』における『バトルコンプレッサー』+『活力剤』も有名なコンボです。デッキからトラッシュにポケモンを送り、それを『活力剤』を使ってサルベージする。トラッシュを対象に取るカードは効果が強力なものが多いです。それを使えるんだから強い。

『マオ』というサポートがあります。このカードは山札から好きなカードを2枚選び、デッキの一番上に並べて置くことができるものです。好きなカードを2枚選べるとは言え、すぐに手札に加えることができないので、単体ではその強さを十分に発揮することができませんでした。しかし、すぐに2枚ドローできる「とりひき」と組み合わせることで、万能サーチカードになったわけです。『センパイとコウハイ』を無条件で毎ターン使えると考えれば、それは強い!

スポンサーリンク



ダブル無色エネルギーでワザが使える

上にも書きましたが、ドロソで言えば『オクタン』や『シェイミEX』もかなり強力なカードでした。でもその2枚とこのカードの採用率の違いを決定づけた要素が単体で「攻撃できるか否か」

『シェイミEX』より『カプ・テテフGX』が選ばれた理由とほぼ同じです。優秀な特性に優秀な攻撃が合わさればそれは強いでしょう。このカードも同じ。エネルギータイプを選ぶことなく、しかも2エネでそれなりのダメージを出すことが可能。

無無     ライオットビート 20×
自分の場のポケモンの数×20ダメージ。

『スカイフィールド』を使うと、自分のベンチに8匹までポケモンを並べることができます。それをせずとも、5匹並べるだけで120ダメージまで出せるんです。2エネで120はかなり使い勝手の良い部類です。それからさらにダメージを上げられるんだから強い。

これをメタる(対策する)カードとして、『ウソッキー』や『パラレルシティ』が採用されます。環境デッキには、環境デッキ対策が必要なんです。だって環境デッキだから。ということで、、このデッキでは、スタジアムとして『スカイフィールド』を採用するので、自然と『ウソッキー』が採用されます。ちなみに『オドリドリ』は同じく環境デッキの一角を担う【よるのこうしん】対策のカードです。トラッシュに多くポケモンを置く戦法を使うデッキなので、「あやかしのまい」が刺さるわけです。

無     あやかしのまい
相手のトラッシュにあるポケモンの枚数ぶんのダメカンを、相手のポケモンに好きなようにのせる。

ゾロアークメタとしての闘タイプ

環境デッキには環境デッキ対策が必要と書きました。ということで、『ゾロアークGX』の弱点をつける闘タイプのポケモンが欲しくなります。ただ単に闘タイプでいいなら、『ルカリオEX』や『マーシャドーGX』といったカードがいます。

でも『ルガルガンGX』はその上をいく素晴らしいカードだったのです。まず、『ダブル無色エネルギー』対応。3エネで110点と、それほど優秀なワザとは言えませんが、それでもエネルギー2枚で戦えると考えれば十分。

そして特性の「ブラッディアイ」。進化するタイミングで『フラダリ』を使うのと同じです。『ゾロアークGX』のおかげでドロー加速ができて、自分の展開が早くなります。自分が攻撃できるタイミングで相手はまだ場を整えられていないわけです。そこをこの特性を使って、突いていく。自分にとって脅威になりそうなポケモンを引っ張り出して、倒す。その繰り返しです。『ゾロアークGX』、『ルガルガンGX』とも、攻撃の派手さはそれほどありません。そこをタイミングで補うわけです。

闘タイプ全般に言えることですが、『コルニ』を使って、グッズサーチをできることもこの組み合わせのシナジーと言えるでしょう。『ハイパーボール』をサーチすれば、実質『ゾロアークGX』をサーチできるようなものなので、無駄なくそして素早く場を整えることに繋がります。

また、グッズサーチに優れていることで『時のパズル』の採用も無理なく可能になります。このデッキは特殊エネに依存しており、エネ破壊を被りやすい。そして1匹倒されると、そのエネルギーがトラッシュにいく損失は他のデッキと比べてかなり大きくなります。そこで幅広いカードをサルベージ(トラッシュからサーチ)できる『時のパズル』に枠を割いています。『マオ』で好きなカードをデッキからもってきて、このカードでトラッシュから好きなカードを持ってくる。サーチカードというのは、サーチ対象に何かしらの制限がついているのが普通ですが、このデッキではそれを取っ払うギミックが組み込まれている。だから強い。

さいごに

最近ポケカを始めた人向けに環境デッキの強みについて書いてみました。大会とか興味なくて~みたいな人同士でやってるプレイヤーもあまり馴染みがないと思います。

環境デッキになるということは、その分勝ち進んでいるデッキなのでかなり洗練されたデッキになります。もちろん、プレイヤースキルの存在もかなり大きいですが、それ以前にある程度完成されたデッキというのは見ていて面白いです。このカードはどんな意味があってこのデッキに入っているのか。もちろん「好きだから」とか「何となく」でもいいわけですが、大会で勝ち進むということは、それなりの理由があるはずです。答えがある程度決まってるなら、ちょっと考えれば分かるじゃないですか。

もうすぐ拡張パック「ウルトラサン」「ウルトラムーン」が発売されます。公式大会で同じ種類のデッキが結果を残し続けるのは、恐らく開発側にとってあまり楽しくない。プレイヤーにとってもいずれ飽きがきます。なので、恐らくこのルガゾロが通用するのも時間の問題です。淘汰されるか、少し環境に適応した形で生き残るか。次は環境に適応したルガゾロを考えてみるのも面白そうです。

スポンサーリンク